9.11

2001年9月11日、8時46分世界貿易センタービル北棟にアメリカン航空11便が突入。9時3分南棟にユナイテッド航空175便が突入。このツインタワーはジャンボジェットが突入しても崩壊しない強度で設計施工されていましたが、テロリストがわざわざ選んだ長距離便=ジェット燃料満載で突入したことにより配管を通じて下層階までジェット燃料が達し激しい火災を誘発、鉄骨が熱破断し強度を失ったタワーは9時59分に南棟が崩壊、続いて10時28分に北棟も崩壊。死者3,025人、負傷者6,300人という惨事となりました。

NORAD(アメリカ航空宇宙防衛司令部)は年に1度の訓練の日だったにも係わらずマサチューセッツのオーティス空軍基地からスクランブル発進したF-15もノースカロライナのF-16も、ペンタゴンすら守れませんでした。昼夜を問わず日に5,000機以上が飛んでいるアメリカ上空には3日間に渡り1機の航空機も飛ばなくなりました。

22時過ぎからCNNでこの事件を見ていましたが、煙に巻かれて飛び降りる人など衝撃的な画が朝まで流れていました。何が起こっているのか、世界はどうなって行くのか・・・取引が止まるNY証券取引所、滑り落ちるヨーロッパ市場とCME225・・・。

この後、アメリカはアフガニスタン紛争、イラク戦争に介入。

新たにイスラム国を生むという負の連鎖・・・

ある意味テロは無意味で、それで世界は何も変わっていません。悲しみの連鎖、負の行動の連鎖を広げはしましたが、何も生みませんでした。目には目を・・・では駄目なのが何故解らないか。

核保有を主張しこれをカードに国力発言力を増したい某国は、それが比較的簡単に可能であることを証明しました。より安価で効果的な生物兵器を開発しない変なプライドには脱帽ですが、カードの切り方が稚拙過ぎます(逆にそれが恐かったりします)。テロリストにこれが渡らない事を祈るばかりです。

 

2016年09月09日