妊娠中~授乳中乳癌

この期間の乳癌検診に精度を期待するのは難しいと言わざるを得ません。

マンモグラフィーは通常用いません。エコーのみです。

この時点で情報が半分になります。

マンモグラフィーが出来ない訳ではありません。やれば出来ます。でも目的を持って行わなければ、病気が写って見えない事が=病気が無いことにはなりません。

エコーだって、その精度は通常とは雲泥の差です。

細胞診も組織診もためらいます。

刺した針穴からは乳汁が漏れ、乳腺炎の原因にもなります。

通常状態での穿刺に比べ、より慎重にならざるを得ません。

勿論やるのは簡単。手技的には通常と何も変わりません。

この時期検診をやらなくていいなんてことはありません。

むしろ僕はやって欲しい。

但し、病気を見つけるには条件が良くない事や、検査結果の評価の仕方、その後のfollow upの仕方を納得がいくよう、安心して貰えるよう説明する事が大事です。

もし病気(癌)が見つかったら?妊娠中でも授乳中でも治療はスタートします。

手術も抗がん剤も!です。

もともと超忙しいし、精神的にも肉体的にも大変な妊娠中~授乳中に!です。

では放っておいていいんですか?進行しませんか?

します。ミクロのレベルでは。

 

こっから先は・・・誤解を招くといやなんで、書いたんですが消しました。

文章では伝わりにくい事が多々あるので・・・。

 

2016年09月12日