なんと!

マンモサンデーには70人位がマンモグラフィー撮りに来たらしいです!

その方々のカルテをみるとほとんどが初診の方で、しかも平均年齢が30代前半!

以前書きましたが、マンモグラフィーによる「検診(精密検査じゃないですよ)」の有効性とは対象集団の将来の乳癌による死亡率の減少です。個人の乳癌死のリスクを下げる訳ではありません。特に若年者にはその有効性が示されていません。この年齢層にやるならエコーです(将来的には様々な問題が解決されればMRIになるかもしれません)。百歩譲ってもマンモグラフィーは2方向です。若年+1方向だと正診率(癌を癌だと、癌でないものを癌でないと診断できる割合)は恐らく50%程度じゃないかな?説明しなきゃもう博打です。

どういう意図で(真意で)日曜のイベントが始まったか知りませんが(大義は平日来れない方のためとなってます)、理にかなわない手法で、もしかすると「空(カラ)大丈夫」を撒き散らしてるか、その後の商業的な誘いをかける手法か、本気でこれで良いと思ってる無知の知か・・・。

いずれにせよ guilty です。

2016年10月19日