精度②

精度は再現性の尺度です。

例えばカーリング。漬物石を何度も何度も投げ、石が止まった範囲の大きさが精度です。この範囲が小さい程”精度が高い”と言えます。これは的の中心との関係は問題ではありません。必ずしも中心に集まらなければ精度が低いというわけではないんです。中心に集まれば集まる程高くなるのは”正確度”と違う尺度になります。

精度が高い方法であれば、次に投げる石も同じところに行くと予想出来る。

これは”同じ条件で”ということになります。

 

医療における検査の精度は実にバラバラです。=精度が低いです。

あまりにも不確実な条件の下で行われるからです。する側も、される側もです。

そこで出てきた結果に対する評価の仕方が重要になって来ます。

ここもまた伝える人によって、方法によって随分と変わってくるでしょう。

自分で評価が出来ない以上、信じるしかなくなってきます。

早いとか、安いとか、逆に高いからとか、古いからとか、逆に新しいからとか、有名だからとか、誰かが偉いと言っていたからとか、大きいとかは精度の基準にはなりません。それで信用できるならもう文句は一切ありません。

信じられるんであれば、安心できるんであれば何でもいいです。

精度とは違う次元の話ですが ・・・。

2016年11月17日