返って不安

医療機関(病院でもドックでも)を受診する事によって返って不安になる方が多過ぎる気がします。

人間どうしたら安心できるのか?

そもそも「安心」とは禅宗において仏の教えにより恐怖や不安から解放されて悟りの境地に到達し、心の安らぎを得て主体性を確立することという意味です。

この逆が「不安」でしょう。

つまり恐怖や不安から解放されない状態。

確かに僕らのやってる事は明言し難い事も多々あります。それは嘘をついてる訳ではなく(中には「方便」として疲れる嘘?もあるでしょうが)、「言い難い」事であったり「説明し難い」事であったり「本当に解らない」事であったり「言ってはいけない事」であったり。

そういうボヤカシをワザと好む方が居るのもまた事実です。

恐い事でもちゃんと理解して立ち向かいたい方と、そういう事は黙っていて欲しい方と。

この見極めをするのは医療従事者の腕です。

僅か数分の間にこれを読み取らないといけない。

そんな複雑な事そもそも考えてもいない医療従事者が大半ですけどね(笑)

基本的には僕は全部話したい。

解ってる事も、解らない事は解らないと。

但し言うからには責任は持ちます。

恐い事を告げる場合でも、ただ告げるだけだと不安しか生まれません。ちゃんと対処法を用意しないと駄目です。

できる限り「言って欲しくない方」を見分けるつもりではいますが、基本は言ってしまうのでそういう方は僕の所へは来なくなるのでしょう。

僕の方法は時間のかかるやり方です。効率的とは、言えません。

より沢山の方に安心して頂きたいと思います。でも物理的な時間には限りがある・・・ここんところが葛藤するトコロです。

ただ考えるだけマトモかな?と自分では思ってるんですが・・・ダメ?

2016年11月26日