雪の結晶

雪の結晶には同じものが一つとして無いと言われています。

1μmに満たない微少なちりなどが空気中で冷却されることで氷のつぶが生まれ、その中心に水分子が凝固しながら成長することで雪は生まれます。しかし、雪が空から地上に降ってくるまでに、雪の核をとりまく気温、湿度、落下速度などは変化し続けるため、最終的にできあがる雪の結晶は直線的なもの、平面的なもの、立体的なものなど、条件によって異なります。

 

基本的に六角形となるこの雪の結晶を日本語では「六花(りっか)」と表現したりします(日本語ってキレーですね)。

 

しかし・・・この神秘的な自然のなせる技をカリフォルニア工科大学のケネス・リブレット教授が、サファイアガラスを用いた冷却装置で人工的に同じ形状の雪の結晶を作りやがりました。

 

・・・科学が「イヤらしいなぁ」と思う瞬間です。

 

雪の結晶ハンター(笑)の僕は、降って来る雪、或いは降り落ちた雪をササッと外気に晒した黒い紙や布の上に乗せマクロレンズを用い記録しますが、2mmくらいのもあるのでマンモグラフィーを読影する時用のでっかいルーペを通せばスマホでも可能です。これがホントに同じやつが無いので楽しいですよ。

集中してると風邪ひきますけどね。

 

 


2016年12月11日