腫瘍マーカー

言わずと知れた生体因子で、抗体を使用し検出します。

癌の趨勢をみるのに用いますが、必ずしも癌の動態とは一致しません。

つまり、癌が無くても異常値を示す人は居るし、癌があっても正常値の人も居ます。

ですからこれをスクリーニングに使うのは得策ではありません。

あくまでも僕ら”プロ”が使うものであって、その意味の説明もされずに一般に教えるものでもありません。というのはこれは数値ですから、聞く方は1でも2でも上がったら「悪くなった」としかとれないでしょうが、実際僕らは「全然気にしません」。だって100倍、1000倍、10000倍なんてのをよくみてるからですね(マーカーによりますよ)。

 

検査は画像にせよ数値にせよ「読み方」があります。単純に写ってるからダメとか高いからダメではありません。

検診やドックの「要精査」=「病気」ではないのも一緒です。引っ掛かったからといって、それだけで過剰に心配するのは早合点です。

これらもちゃんと納得して頂くまで教えますから、僕のトコ来て下さい。

2016年12月17日