「沢山検査をしてくださいっ!」

今日また内科のアルバイトしてたら、18歳の女の子が度々腹痛と嘔吐をする。卒業旅行を控えており、大学生活も順調にスタートしたいので今のうちに原因をつきとめるべく「沢山検査をして下さいっ!」とお母さんと一緒に来院しました。喋るのはお母さんだけ。因みに今日は症状は無いんだと・・・。

18歳・・・症状は横になってれば自然に軽快するのだと。

色んなところで胃薬やら吐き気止めやら整腸剤やら処方されてて、効果がある事もあれば全く効かない事もある。これが去年の夏から度々あるんだそうです。

 

希望された検査は腹部エコーと内視鏡、それに採血。

 

じゃ、予約しましょうか?いえ、嫌です(笑)

18歳の女の子で、受験前~受験~目標達成後の期間に自然軽快する腹痛と嘔吐。

そんなに混んでなかったので小一時間話して、カレンダーに生理のタイミングと症状の出た日をチェックするよう指示。客観的な安心を得るためのお通じの色チェックと今までに出来るだけ興味を持ったことが無い「何か」をしてみるよう誘導。比較的高い成功体験である制酸剤と使った事の無い腸蠕動抑制薬をほんの少しお守りとして渡しました。

 

さて二人とも笑顔で帰って行きましたが、きっともう来ないでしょう(笑)

 

僕のやってる医療はつくづくお金にならないなぁと少々反省もしましたが、もう症状は出ないと思います。

 

 

 

 

以下本文には関係ありません。

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2017年02月24日