死亡率を下げる1次検診

乳癌のマンモグラフィーや前立腺がんの腫瘍マーカー(PSA)など自覚症状の乏しい病気を見つけるためのスクリーニングは早期発見を目指して広く世界中で行われていますが、必ずしも生存率の改善に寄与しないのではないか?という意見もあります。

ある米国の研究で「1次検診によって生存率が改善する場合は限られている」という衝撃の結果をが発表されました。「全死因の死亡率を下げる事は非常にまれ」とも言っています。

では「有効」と言われた稀なものとは・・・①男性の腹部大動脈瘤を探す超音波検査②乳がんを探すマンモグラフィー、大腸がんを探す①便潜血検査と④大腸カメラの4つしかありませんでした。

 

但しこれは集団を対象にしたスクリーニングの事であり、個人を対象とした時にはちょっと見方が変わって来ます。集団の死亡率低下を目的とした時と、個人の病気の存在を確認する時では検査の手段が変わってくるからです。

必ずしも今回の結果を恐れる必要はないですが、検診受けて引っ掛からなかったから大丈夫ではないのです。

その辺個別に説明しますんで、検診結果持って来てくれればいいですからね。

 

 

以下本文には関係ありません。

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2017年03月02日